検索
  • Yuichi Nishikita

思い出の食卓02


思い出の食卓。


タイ最北の県に位置するとあるレストラン。偶然通りかかってただけのお店だったが、店主の優しさに心を奪われてしまった私。気がついたらその夜も足を運んでいました。 「あぁ、おかえり。またきたの?」またあの屈託ない笑顔だった。おそらく1日で相当なお客さんが来ているせいか、涼しいはずの夜なのに、昼間より遊び、少し顔の彫りが深くなっている気がした。 なぜ1日に2回もこのレストランに来たのかわからない。気が向くままとはよく言ったものだ。 なぜか今日は日の入りの時間が遅く、長く日が伸びている。 「さあ、今晩は何にする?またあの豚煮込みにする?」店主はさっと汗が引いたようだった。 私は何を言っているかわからなかったが、どんな声をかけてくれたのか大体想像ができた。でも、1日に2回同じメニューを頼むなんて人生で1度も経験したことがない。せっかく海外にいるのだからいろいろな料理も食べたい。リスクもあるがどうしようと思いながら。 「ไม่เผ็ด からくないもの」とだけ答えた。 必死に覚えたての言葉を絞り出した。たった一言だったが、全力だった。 私の言わんとすることが通じたのか、今度は昼食とは違うタイ風チャーハンを出してくれたのだった。



他の店でも食べたことがあるが、量は他の店の2倍はあった。うず高く盛られたご飯と横にライムとパクチーが添えられ、上にはこしょうそれからこしょうがかかっている。

こんなに山盛りに盛り付けられたチャーハンなんて見たことがない。 まるで実家で、すき焼きが出てきた時のように目をキラキラさせていた。 疲労で食欲がなかったが、急に元気が出てきた。

「よし、体を大きくしたいんだったらこれぐらいで全部食べないといけないよ。いっぱい食べて元気になるんだぞ。」 まるで育ち盛りの息子を見守るように、これからの成長を楽しむかのように、ずっと隣に座っていてくれた。 「今日は疲れただろう?こっちの生活は慣れた?」私が全く言葉が理解できてないのにかかわらず、気にせず話しかけてくれる。 その時にふと思った。言葉の壁なんてないんだ。同じ空気を吸って楽しめばそれで1つになれるんだ。 話しかけられてなかなか食が進まなかった。その様子を見て店主の奥さんが声をかけてくれた。 「まぁ、いらっしゃい。とりあえずたらふく食べてね。」



温かくて深みのある声だった。まるで実の息子のように私を気にかけ、優しく接してくれる。ここはもしかしたら、第二の実家なのかもしれない。

昼間よりもゆっくりゆっくりと味わって食べた。1秒でも長くそこにいたかったのだろうか。もう辺りは真っ暗になり、お客さんは僕1人になった。 ◆イベント情報

京都オンラインインターナショナルパーティーは毎週木曜日日本時間の20:00から行います。次回は2月4日(木)です⭐️

京都で日本人と外国人を繋ぐオンラインイベントを主催しています。

https://www.meetup.com/ja-JP/Kyoto-Multilingual-Group-Across-the-Border/



・ゲームオタクスウェーデン人 ・日本大好きアメリカ人 ・元京都在住香港人 ・山を愛する山ガール ・英語を勉強し始めた大学生 その他優しい参加者がいらっしゃいます。もしよろしければ覗いてみてください。

いつも読んでいただいてありがとうございます! Yuichiでした⭐️

5回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示
 
  • YouTube
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram

©2020 by CHAILABLOG Wix.com で作成されました。

This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now