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  • Yuichi Nishikita

思い出の食卓03








昼間よりもゆっくりゆっくりと味わって食べた。1秒でも長くそこにいたかったのだろうか。もう辺りは真っ暗になり、お客さんは僕1人になっていた。

同じ日に2回も訪れたレストランは今までなかった。お昼に食べた豚煮込みご飯、まるで実家の肉じゃがのような優しい味わい。

辛さは全くなくむしろほのかに甘みさえ感じる。

晩御飯に食べたタイ風チャーハン。野球の試合の帰りに食べたあのラーメン屋のチャーハンに似ていた。

店主があまりにも僕に話しかけるのでそれを気にしてお母さんがふとやってきた。

特に話しかけてはこなかったが、こちらを見てにっこり笑っていた。暖かさと厳しさを含んだ笑顔だった。

あー、きっとお店を経営するのも楽じゃないんだろうなぁ。でも、心のそこから楽しんでるんだろうなぁとも感じた。


ここは勤めていた大学の前にあるレストランだ。多くのレストランはワンプレート約35 バーツ(約100円)が相場であった。ただこのお店が全く違うのが、お客さんとの距離感とそのボリュームだ。 何度も訪れるうちに気づいたことだが、よく見ると店主はよっぽど忙しい時でない限り、必ずお客さんの隣に座り、話しかけている。僕はスナックを想像した。



そしてお客さんのほとんどは食べ盛りの学生さん。親元を離れて遠く離れた大学に通っている。恐らく僕と同じように第二の実家としてこのレストランを選んでいるのであろう。

その温かい接客スタイルの店主を見守るお母さん。絶妙なバランスが取れた2人だった。

そして提供される料理のボリュームも圧巻。

他の店は平皿を使用していたがこのお店は少し深さがあるそれを使用していた。普通にご飯を持っただけでも他の店の1.5倍の量あった。並盛りが他の店の大盛りだった。

授業後お腹がペコペコになった学生さんがやってきて、気持ちいい位一気にたいあげる。その隣の店主がおしゃべり。まさに家庭の食卓だ。

1日ですっかり心を奪われてしまった僕は、職員寮に帰った後も何度も何度も店主が声を一生懸命かけてくれた姿が脳裏に焼き付いていた。

タイ語が話せるなりたい。

そう強く思うようになったのはこの経験がきっかけだった。

◆イベント情報

京都オンラインインターナショナルパーティーは毎週木曜日日本時間の20:00から行います。次回は2月4日(木)です⭐️

京都で日本人と外国人を繋ぐオンラインイベントを主催しています。

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いつも読んでいただいてありがとうございます! Yuichiでした⭐️

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